Archive [ 2010-08- ]
- 久しぶりの浮島ケ原 [2010/08/29]
- 今年初の富士登山 [2010/08/25]
- 川原の観察会 [2010/08/24]
- 富士山麓のお花 [2010/08/23]
- 田舎周辺の様子 [2010/08/20]
- 東赤石山を歩く (愛媛県) その2 [2010/08/20]
- 東赤石山を歩く (愛媛県) [2010/08/19]
- レンゲショウマに遭いに・・・ [2010/08/09]
- 日本ジャンボリー [2010/08/06]
- 北岳~塩見岳の花たち [2010/08/04]
- 塩見岳へ その3 [2010/08/03]
- 塩見岳へ その2 [2010/08/02]
- 塩見岳へ その1 [2010/08/01]
久しぶりの浮島ケ原
2010/08/29 22:45
ジャンル:
Category:浮島自然公園
TB(0)
|
CM(0)
[Edit]
大好きな花 「ヒメハッカ」 が咲いていると言うのに、8月はまだ浮島を訪ねていない。
27日の夕方、さらに草丈の深くなった浮島を歩いてきた。
遊歩道入口のナンキンハゼはしっかりと実をつけている。
オモダカの花も残っていた。 トゲトゲの実は大きく膨らみ一部が裂けて白い液が出ていた
ので触ってみるとベトベトしていた。 中はどうなっているのだろう?

ナンキンハゼ オモダカ オモダカの実
今はシロバナサクラタデが元気で、遊歩道を覆うように伸びて来ていた。
楽しみにしていたゴキヅルも花を咲かせている。 果実になってそっと触ると器のように上下
に割れる姿が何とも好きだ。 アチコチで見られこの先が楽しみ!
3時頃から咲くと言うミズオトギリも小さなピンクがなかなか可愛い。
オトギリソウというと黄色が定番だが、こちらはピンクの花が咲きます。

シロバナサクラタデ ゴキヅル ミズオトギリ
さらに進むと・・・楽しみにしていた 「ヒメハッカ」 この薄紫の色がとてもいいのです。
匂いも香りながら・・・。 ひとりノ~ンビリ楽しみます。
コバノカモメヅルも好きなお花です。 白花はアズマカモメヅルでいいのでしょうか?
確かあった筈・・・と思いながら探していると・・・ 「やっぱりあった!」
そう言えば一昨年大群落を作ったガガイモが見られません。 おかしいなあ・・・
う~ん・・・次回の宿題です。

ヒメハッカ コバノカモメヅル アズマカモメヅル
マメ科のお花も咲き始めました。 「大豆」は「ツルマメ」を、「アズキ」は「ヤブツルアズキ」
を改良して栽培されたものだとか?・・・ 大切な豆のご先祖さまだったのですね!
脇の斜面にたくさん出ていたナンバンギセル。 今年もいっぱい咲いたようで、ちょっとススキ
を掻き分けると、次々と顔を出してくれました。 蕾もあるのでもう少し楽しめるでしょうか?

ツルマメ ヤブツルアズキ ナンバンギセル
木道を歩いていたら、「怒られるから、ここは入っちゃいけないんだよ」 と一人慌てながら
犬を連れて散歩している方がおられました。 「?!」 (一部のマナー違反の飼主の為に、
ここは犬連れは禁止になっています。)
でもしっかりと木道を散歩して、出口へ向かっておられる姿だったのですが・・・

27日の夕方、さらに草丈の深くなった浮島を歩いてきた。
遊歩道入口のナンキンハゼはしっかりと実をつけている。
オモダカの花も残っていた。 トゲトゲの実は大きく膨らみ一部が裂けて白い液が出ていた
ので触ってみるとベトベトしていた。 中はどうなっているのだろう?



ナンキンハゼ オモダカ オモダカの実
今はシロバナサクラタデが元気で、遊歩道を覆うように伸びて来ていた。
楽しみにしていたゴキヅルも花を咲かせている。 果実になってそっと触ると器のように上下
に割れる姿が何とも好きだ。 アチコチで見られこの先が楽しみ!

3時頃から咲くと言うミズオトギリも小さなピンクがなかなか可愛い。
オトギリソウというと黄色が定番だが、こちらはピンクの花が咲きます。



シロバナサクラタデ ゴキヅル ミズオトギリ
さらに進むと・・・楽しみにしていた 「ヒメハッカ」 この薄紫の色がとてもいいのです。
匂いも香りながら・・・。 ひとりノ~ンビリ楽しみます。
コバノカモメヅルも好きなお花です。 白花はアズマカモメヅルでいいのでしょうか?
確かあった筈・・・と思いながら探していると・・・ 「やっぱりあった!」
そう言えば一昨年大群落を作ったガガイモが見られません。 おかしいなあ・・・
う~ん・・・次回の宿題です。



ヒメハッカ コバノカモメヅル アズマカモメヅル
マメ科のお花も咲き始めました。 「大豆」は「ツルマメ」を、「アズキ」は「ヤブツルアズキ」
を改良して栽培されたものだとか?・・・ 大切な豆のご先祖さまだったのですね!
脇の斜面にたくさん出ていたナンバンギセル。 今年もいっぱい咲いたようで、ちょっとススキ
を掻き分けると、次々と顔を出してくれました。 蕾もあるのでもう少し楽しめるでしょうか?



ツルマメ ヤブツルアズキ ナンバンギセル
木道を歩いていたら、「怒られるから、ここは入っちゃいけないんだよ」 と一人慌てながら
犬を連れて散歩している方がおられました。 「?!」 (一部のマナー違反の飼主の為に、
ここは犬連れは禁止になっています。)
でもしっかりと木道を散歩して、出口へ向かっておられる姿だったのですが・・・
今年初の富士登山
2010/08/25 22:49
ジャンル:
Category:富士山&周辺の山歩き
TB(0)
|
CM(4)
[Edit]
気がついたら・・・ 8月もあと少しで終わってしまうではないか・・・・・
まだ地元の富士山に登っていない! 23日はもしかするとクラブの後輩にヒョッコリ出会う
かも知れない・・・という期待もあって、須走口5合目(標高2000m)から登る事にした。
駐車場は満車で、下り車線に駐車し、朝日の上がった5時半過ぎに出発だ。
5合目からの富士山は青空の中にくっきりと立ちあがっていた。 2000mからの出発なので
標高差は1700m余りだ。 このコースは途中まで木陰が多く、お花も楽しめて最近のお気に
入りコースだ。 さっそく・・・トモエシオガマ! アレッ?白花は初めての出会いです。

朝焼けの富士山 トモエシオガマ トモエシオガマ(白花)
写真を撮りながらゆっくり歩を進めます。 小学生連れのお父さんお母さんも多く
心の中で拍手です。 フジアザミ・ムラサキモメンヅルなどの富士山地域特有の花も多く
咲いています。 アキノキリンソウ・トリカブトの仲間・タチコゴメグサ・ヤハズヒゴタイ・オンタデ
・ヤマホタルブクロ・イワツメクサ・・・・・ クルマユリは1株だけ見られました。

アキノキリンソウ ムラサキモメンヅル ヤハズヒゴタイ
&ヤマホタルブクロ
シロバナノヘビイチゴ(モリイチゴ)が赤く色づいていたので、香りを楽しみながら口へ運び
味わいながら登ります。 コケモモはやっと色づき始めたばかりのようです。
6合目長田山荘・本6合目へと進んで行くと、いつの間にか樹林から離れ、いよいよ富士山の
核心部へ入ります。 ザラザラの溶岩片の中には植物もまだ見られます。

7合目への途中 背骨のような溶岩 太陽館で一休み
お花も少ないので、少しづつ前の人を追い越しながら登ります。 青空と時折ガスが掛かり、
下の方からは雲が湧いています。 ブルドーザが登って来ました。 砂煙の中、登山者が道
の端へ避けています。

8合目小屋 ブル道 白い雲
8合、8合5尺・・・と過ぎると、頂上も近いです。 5時間半かけてやっと頂上に着きました。
ヤレヤレ・・・ さてどうしよう? 久しぶりにお鉢周りをしました。

あとひと登り もうすぐ頂上 到着です
反時計回りに歩き始めると、キベリタテハが飛んでいます。 別の場所ではクジャクチョウ、
少し下では、アサギマダラにも出会いました。 チョウたちも逞しいものです。

キベリタテハ 金名水 剣が峰・白山岳
金名水を過ぎると大きな岩がありました。 昼食を済ませゴロンとなってひと眠りします。
丁度いいベッドです。 剣が峰の直下には根雪が残っています。 コタヌキランとスゲの仲間
がこの厳しい頂上に息づいているのにはビックリしました。 凄いなあ・・・

石のベッド 剣が峰下の根雪 頂上直下の植物
頂上で一服し、富士宮口へ来ると、昨日で郵便局は閉まっていました。 残念!
測候所跡 二等三角点の碑 火口
頂上を踏んだあと、5合目目指し砂走りを下ります。
砂走りの入口は大きな石がゴロゴロして気を使います。 慎重に・・・と両手でつかまり
ヒョイと飛び降りると・・・勢い余ってザックが飛び上り転倒! (イケナイ、やってしまった)
と思ったのですが、幸いホンの擦り傷で済みました。 でもふと気付くと、下ろしたてのパンツ
に大きなかぎ裂きが! あ~あ・・・夏用の生地で薄かったようです。

頂上付近の火山弾 砂走り フジアザミ
下りは駆け足気味で1時間45分の所要時間です。 車へ戻ると・・・
頭痛が始まりました。 富士山へ登り下山した後の頭痛・吐き気はいつもの事ですが・・・
今回はなかなかハードです。 起きていられないので横になり様子を見ます。 薬を飲んで
回復したのは3時間後でした。 暗くなった道を我家へ急ぎます。
山では痛くならないのにどうしてだろう???
(残念ながら後輩には会えず・・・ 無事登られた旨、MLで知った次第・・・)
まだ地元の富士山に登っていない! 23日はもしかするとクラブの後輩にヒョッコリ出会う
かも知れない・・・という期待もあって、須走口5合目(標高2000m)から登る事にした。
駐車場は満車で、下り車線に駐車し、朝日の上がった5時半過ぎに出発だ。
5合目からの富士山は青空の中にくっきりと立ちあがっていた。 2000mからの出発なので
標高差は1700m余りだ。 このコースは途中まで木陰が多く、お花も楽しめて最近のお気に
入りコースだ。 さっそく・・・トモエシオガマ! アレッ?白花は初めての出会いです。




朝焼けの富士山 トモエシオガマ トモエシオガマ(白花)
写真を撮りながらゆっくり歩を進めます。 小学生連れのお父さんお母さんも多く
心の中で拍手です。 フジアザミ・ムラサキモメンヅルなどの富士山地域特有の花も多く
咲いています。 アキノキリンソウ・トリカブトの仲間・タチコゴメグサ・ヤハズヒゴタイ・オンタデ
・ヤマホタルブクロ・イワツメクサ・・・・・ クルマユリは1株だけ見られました。



アキノキリンソウ ムラサキモメンヅル ヤハズヒゴタイ
&ヤマホタルブクロ
シロバナノヘビイチゴ(モリイチゴ)が赤く色づいていたので、香りを楽しみながら口へ運び
味わいながら登ります。 コケモモはやっと色づき始めたばかりのようです。
6合目長田山荘・本6合目へと進んで行くと、いつの間にか樹林から離れ、いよいよ富士山の
核心部へ入ります。 ザラザラの溶岩片の中には植物もまだ見られます。



7合目への途中 背骨のような溶岩 太陽館で一休み
お花も少ないので、少しづつ前の人を追い越しながら登ります。 青空と時折ガスが掛かり、
下の方からは雲が湧いています。 ブルドーザが登って来ました。 砂煙の中、登山者が道
の端へ避けています。



8合目小屋 ブル道 白い雲
8合、8合5尺・・・と過ぎると、頂上も近いです。 5時間半かけてやっと頂上に着きました。
ヤレヤレ・・・ さてどうしよう? 久しぶりにお鉢周りをしました。



あとひと登り もうすぐ頂上 到着です
反時計回りに歩き始めると、キベリタテハが飛んでいます。 別の場所ではクジャクチョウ、
少し下では、アサギマダラにも出会いました。 チョウたちも逞しいものです。



キベリタテハ 金名水 剣が峰・白山岳
金名水を過ぎると大きな岩がありました。 昼食を済ませゴロンとなってひと眠りします。
丁度いいベッドです。 剣が峰の直下には根雪が残っています。 コタヌキランとスゲの仲間
がこの厳しい頂上に息づいているのにはビックリしました。 凄いなあ・・・




石のベッド 剣が峰下の根雪 頂上直下の植物
頂上で一服し、富士宮口へ来ると、昨日で郵便局は閉まっていました。 残念!



測候所跡 二等三角点の碑 火口
頂上を踏んだあと、5合目目指し砂走りを下ります。
砂走りの入口は大きな石がゴロゴロして気を使います。 慎重に・・・と両手でつかまり
ヒョイと飛び降りると・・・勢い余ってザックが飛び上り転倒! (イケナイ、やってしまった)
と思ったのですが、幸いホンの擦り傷で済みました。 でもふと気付くと、下ろしたてのパンツ
に大きなかぎ裂きが! あ~あ・・・夏用の生地で薄かったようです。




頂上付近の火山弾 砂走り フジアザミ
下りは駆け足気味で1時間45分の所要時間です。 車へ戻ると・・・
頭痛が始まりました。 富士山へ登り下山した後の頭痛・吐き気はいつもの事ですが・・・
今回はなかなかハードです。 起きていられないので横になり様子を見ます。 薬を飲んで
回復したのは3時間後でした。 暗くなった道を我家へ急ぎます。
山では痛くならないのにどうしてだろう???
(残念ながら後輩には会えず・・・ 無事登られた旨、MLで知った次第・・・)
川原の観察会
2010/08/24 20:21
ジャンル:
Category:観察会
TB(0)
|
CM(0)
[Edit]
22日、昨年に引き続き、小潤井川で川の生き物の観察会が行われた。
生き物の事となると、いつも大張り切りのK先生を先頭に、20数名が集まった。
川へ向かう途中には、桜を始め色々な木々が生い茂り、アブラゼミが賑やかに鳴いている。
見上げるとたくさんのセミとその抜け殻がいっぱい見つかった。
昨年は用事があり、欠席したのでどんなものが見つかるのか楽しみだ。
この辺りは海の魚も上ってくる事、見つかるだろう魚の種類、また大事な注意点なども
聞いてから観察会が始まった。

注意点を聞いて・・ アブラゼミ アブラゼミの脱殻
1時間程して集まる約束をし、網や入れ物を手にそれぞれ散らばって行った。
小さい子供さんを連れたお父さん・お母さんたちも一緒に楽しんでいる姿は見ていてこちらが
嬉しくなってしまう。 あちらこちらで色々な収穫があるようだ。

捕まえたよ~ 水中メガネで確認 小潤井川
川辺に目をやると、アサガオ・ヒルガオ・ヘクソカズラ・アレチハナガサなどが咲いています。
トンボやチョウの仲間も軽やかに飛び回っています。

ジュズダマ アサガオ タテハチョウの仲間
約束の時間になり、次々と魚やカニの入った器を手に集まって来ました。
ハゼの仲間やアユも多く見られます。 モクズガニ・スジエビなどもいるようですが、どうも
よくわかりません。 K先生が別の容器に入れて、見分けのポイントとか特徴などを解説して
くれました。 その時は分かったつもりでも時間が経つと??。
「さかな道」 は私にはなかなか遠いようです。

? スジエビ 終了です!
観察したあと、少しの持ち帰りを残し、川へ返して今日の観察会は終了です。
暑い日々が続く中・・・・・・水の中はとても気持ちがいい!
生き物の事となると、いつも大張り切りのK先生を先頭に、20数名が集まった。
川へ向かう途中には、桜を始め色々な木々が生い茂り、アブラゼミが賑やかに鳴いている。
見上げるとたくさんのセミとその抜け殻がいっぱい見つかった。
昨年は用事があり、欠席したのでどんなものが見つかるのか楽しみだ。
この辺りは海の魚も上ってくる事、見つかるだろう魚の種類、また大事な注意点なども
聞いてから観察会が始まった。



注意点を聞いて・・ アブラゼミ アブラゼミの脱殻
1時間程して集まる約束をし、網や入れ物を手にそれぞれ散らばって行った。
小さい子供さんを連れたお父さん・お母さんたちも一緒に楽しんでいる姿は見ていてこちらが
嬉しくなってしまう。 あちらこちらで色々な収穫があるようだ。



捕まえたよ~ 水中メガネで確認 小潤井川
川辺に目をやると、アサガオ・ヒルガオ・ヘクソカズラ・アレチハナガサなどが咲いています。
トンボやチョウの仲間も軽やかに飛び回っています。



ジュズダマ アサガオ タテハチョウの仲間
約束の時間になり、次々と魚やカニの入った器を手に集まって来ました。
ハゼの仲間やアユも多く見られます。 モクズガニ・スジエビなどもいるようですが、どうも
よくわかりません。 K先生が別の容器に入れて、見分けのポイントとか特徴などを解説して
くれました。 その時は分かったつもりでも時間が経つと??。
「さかな道」 は私にはなかなか遠いようです。



? スジエビ 終了です!
観察したあと、少しの持ち帰りを残し、川へ返して今日の観察会は終了です。
暑い日々が続く中・・・・・・水の中はとても気持ちがいい!

富士山麓のお花
2010/08/23 23:11
ジャンル:
Category:植物
TB(0)
|
CM(0)
[Edit]
久しぶりに富士山麓を歩いた。
暫く歩かない内に、お花の様子も随分変化していた。
今年はシナノキの花が間近で見られるなあ・・・と思いながら過ごしている内に既に種子と
なっていた。 ミヤママタタビの葉も元に近い緑に返り、たくさんの実をつけている。

シナノキ ミヤママタタビの実 イワギボウシ
樹木調査も早めに終えたのでタカネフタバランもそろそろ咲いているだろうと寄ってみると・・
残念! 咲き残りがホンの1株だけ見つかりました。
マツノハマンネングサは既に花期を過ぎていて、綺麗な黄色の花は見られません。

タカネフタバラン マツノハマンネングサ マルバダケブキ
&オナガアゲハ
「マネキグサが咲き始めたよ」との情報で、今年苗を沢山見つけた場所へ行って見ると・・・
「うわ~、ほんとだ!」 まだ咲き始めたばかりなので、背丈も低めで、シャキッとしている株
の群生があっちでもこっちでも見られます。 お隣には、ハグロソウのピンクも見えています。

マネキグサ マネキグサ ハグロソウ
春先とは違い、草丈が伸びて緑のジャングルのようです。 その中でアザミの類・
マツカゼソウ・ツルニガクサ・アズマレイジンソウ・ハンゴンソウ・ウシタキソウ・フシグロ
センノウなどが周りの草に負けじと頑張っています。 美味しそうに見えるバライチゴも
いっぱい! これならいけるかも?・・・とふっくらした赤い実を口に入れたのですが・・・・
「やっぱり不味い!」

アズマレイジンソウ コバギボウシ ウシタキソウ
オオルリソウは実になり、トゲトゲが痛そうなムカゴイラクサには名前の通り、むかごが
育っていました。

オオルリソウ ムカゴイラクサの花 ムカゴイラクサ
葉の棘とムカゴ
高原も秋のお花がこんにちは!・・・
暫く歩かない内に、お花の様子も随分変化していた。
今年はシナノキの花が間近で見られるなあ・・・と思いながら過ごしている内に既に種子と
なっていた。 ミヤママタタビの葉も元に近い緑に返り、たくさんの実をつけている。



シナノキ ミヤママタタビの実 イワギボウシ
樹木調査も早めに終えたのでタカネフタバランもそろそろ咲いているだろうと寄ってみると・・
残念! 咲き残りがホンの1株だけ見つかりました。
マツノハマンネングサは既に花期を過ぎていて、綺麗な黄色の花は見られません。



タカネフタバラン マツノハマンネングサ マルバダケブキ
&オナガアゲハ
「マネキグサが咲き始めたよ」との情報で、今年苗を沢山見つけた場所へ行って見ると・・・
「うわ~、ほんとだ!」 まだ咲き始めたばかりなので、背丈も低めで、シャキッとしている株
の群生があっちでもこっちでも見られます。 お隣には、ハグロソウのピンクも見えています。



マネキグサ マネキグサ ハグロソウ
春先とは違い、草丈が伸びて緑のジャングルのようです。 その中でアザミの類・
マツカゼソウ・ツルニガクサ・アズマレイジンソウ・ハンゴンソウ・ウシタキソウ・フシグロ
センノウなどが周りの草に負けじと頑張っています。 美味しそうに見えるバライチゴも
いっぱい! これならいけるかも?・・・とふっくらした赤い実を口に入れたのですが・・・・
「やっぱり不味い!」



アズマレイジンソウ コバギボウシ ウシタキソウ
オオルリソウは実になり、トゲトゲが痛そうなムカゴイラクサには名前の通り、むかごが
育っていました。



オオルリソウ ムカゴイラクサの花 ムカゴイラクサ
葉の棘とムカゴ
高原も秋のお花がこんにちは!・・・
田舎周辺の様子
2010/08/20 20:00
ジャンル:
Category:田舎でのこと
TB(0)
|
CM(0)
[Edit]
話が前後してしまいますが・・・・・1週間ほど過ごした田舎は過疎となってしまった
山奥にあります。 たくさんの自然が残り、いつも心をゆったりとさせてくれる故郷です。
何気ない道脇には今、「イワタバコ」が真盛りですが、目に止める人は殆どいません。
春には、「ユキワリイチゲ」「チャルメルソウの仲間」「シロバナショウジョウバカマ」なども
群生します。 切り立った崖のかなり上を狭い国道が走り、遥か下には四国一の清流「穴吹川」
の透き通った水とかなり圧力のかかった青石の模様の美しさ、木々の緑に目が奪われます。

イワタバコ 賑わう河原 コサギも舞い降り・・・
子供が小さかった頃は、毎年の夏はそれはそれは賑やかなものでした。
兄弟・従兄の子供たちが集まり、元気で優しかった祖母を中心にチビ達の小さな喧嘩も
アチコチで勃発。 主婦たちは食事が終わる度に次の食事の心配を・・・・・・
何しろ、20数人の大所帯ですから・・・寝る時も12畳2部屋に布団を敷きつめ雑魚寝です。
親は朝までグッスリ・・・・・祖母はチビ達に布団を掛けて回ってくれていたようです。
こんな時代も終え、子供たちも大きくなり静かな夏が続きました。
今年、我家の孫たち3人が登場して、久しぶりにチビ7人、その親とジジ・ババ、主夫婦
22人が揃い、懐かしい昔を彷彿させました。 残念ながらその場に祖母の姿はありません。

孫たち 姪たちの子供 孫たち
夜外に出ると、いい香りが漂ってきます。 黄色い大きな花はオオマツヨイグサです。
毎日たくさんのお花を咲かせていました。 チビ達も帰って両親と相方だけになってから、
この花を摘んで酢のものに入れて出しました。 綺麗な黄色が目立ちます。
翌朝は、朝靄の中に墨絵のような風景が浮かんでいました。
昔は賑やかだった山の町も、今は殆ど住む人がなく静かな日々です。

オオマツヨイグサ 朝の風景 古い町並み
山奥にあります。 たくさんの自然が残り、いつも心をゆったりとさせてくれる故郷です。
何気ない道脇には今、「イワタバコ」が真盛りですが、目に止める人は殆どいません。
春には、「ユキワリイチゲ」「チャルメルソウの仲間」「シロバナショウジョウバカマ」なども
群生します。 切り立った崖のかなり上を狭い国道が走り、遥か下には四国一の清流「穴吹川」
の透き通った水とかなり圧力のかかった青石の模様の美しさ、木々の緑に目が奪われます。



イワタバコ 賑わう河原 コサギも舞い降り・・・
子供が小さかった頃は、毎年の夏はそれはそれは賑やかなものでした。
兄弟・従兄の子供たちが集まり、元気で優しかった祖母を中心にチビ達の小さな喧嘩も
アチコチで勃発。 主婦たちは食事が終わる度に次の食事の心配を・・・・・・
何しろ、20数人の大所帯ですから・・・寝る時も12畳2部屋に布団を敷きつめ雑魚寝です。
親は朝までグッスリ・・・・・祖母はチビ達に布団を掛けて回ってくれていたようです。
こんな時代も終え、子供たちも大きくなり静かな夏が続きました。
今年、我家の孫たち3人が登場して、久しぶりにチビ7人、その親とジジ・ババ、主夫婦
22人が揃い、懐かしい昔を彷彿させました。 残念ながらその場に祖母の姿はありません。



孫たち 姪たちの子供 孫たち
夜外に出ると、いい香りが漂ってきます。 黄色い大きな花はオオマツヨイグサです。
毎日たくさんのお花を咲かせていました。 チビ達も帰って両親と相方だけになってから、
この花を摘んで酢のものに入れて出しました。 綺麗な黄色が目立ちます。
翌朝は、朝靄の中に墨絵のような風景が浮かんでいました。
昔は賑やかだった山の町も、今は殆ど住む人がなく静かな日々です。



オオマツヨイグサ 朝の風景 古い町並み
東赤石山を歩く (愛媛県) その2
2010/08/20 09:04
ジャンル:
Category:山歩き・歩き
TB(0)
|
CM(2)
[Edit]
(その1からの続きです)
余りゆっくりは出来ないのでスピードを上げ石室越へ向かいます。 案内板があり、鉢巻山
方面は 「悪路」 と表示されています。 途中で無理なら引き返す事にし、草木の下の
踏跡を辿ります。 下から見上げた岩山が目の前にありました。 「凄いなあ・・・」

赤茶けた岩 固着地衣の仲間 鉢巻山方面
草木の生い茂った中から岩場へ出て、また踏み跡を探しながら低木樹林に入るという繰り
返しで分かり辛く、何度も引き返し印を探したり、ケルンを辿ったりしながら慎重に進みます。
岩場ではタカネマツムシソウ・シコクママコナ・ウバタケニンジン・オオトウヒレン・シラヒゲソ
ウ・コウスユキソウ・咲き残りのイワキンバイなどが見られます。
もう少し早ければ花も素晴らしかっただろう・・・と想像しながら尚も歩を進めます。

コウスユキソウ ウバタケニンジン タカネマツムシソウ
北側斜面からはガスが湧いてきています。 前方の岩場に2~3人の影があります。
時折立ち止まって下を覗き込みますが、なかなかの迫力です。 岩場を越えると前方は
切立った崖
でも大丈夫。振返ると僅かな踏み跡が見られます。
モウセンゴケも白い花を咲かせていました。 足元には紫色をした綺麗な石が転がって
います。すぐ上の大きな岩に近寄ると岩体の表面が紫色をしています。 何だろう?
(教えて戴いた所、緑泥石の仲間で「菫泥石」との事。紫は含まれているクロムによるもの)

モウセンゴケ 風化した紫を帯びた石 リンドウ
地図には記載の無い山荘への道を分ける場所から登りつめたらやっと鉢巻山のピーク
でした。 ヤレヤレ・・・ 今登ったのも登山道とされ、ピークへ着くと向こうにも登山道が。
「アレアレ、どうなっているの?」 ちょっと方向感覚が分からなくなって 「う~ん・・・」
でもやっぱりなあ・・・とGPSで確認しながら先の岩場を越すと・・・ 「ヤレヤレ・・・」
まもなく良く歩かれている山荘への分岐を越えて東赤石山へ最後の登りです。
頂上へ出ましたが、ガスの為遠望は望めません。 少し休憩し、そのまま前進です。
ホンの少し先に、またまた東赤石山の頂上が? ここには三等三角点があるのでどうやら
こちらが正式な山頂のようです。(?)

鉢巻山山頂 東赤石山山頂(手前) 三角点のある山頂
この時期、赤・黒・紺の木の実も目につきます。
この先も踏跡は薄いようです。 早く直下からの道と合流しないか・・と期待しながら下って
行きます。 やっと合流し、心強い気持ちで「権現越」へ急ぎます。

クロベ ニッコウヒョウタンボク? ヒロハヘビノボラズ
下りきったら草原に出ました。 権現越のお花畑のようです。
シコクフウロ・ナンゴククガイソウ・トモエシオガマ・ソバナなどが咲いていますが、最盛期は
既に過ぎてしまっていました。 きっと素晴らしいお花畑だったのだろう・・・と思いながら
床鍋登山口へ只管下ります。 相方との約束までには1時間半しかありません。
草に覆われ、軽快に下るのはちょっと難しい・・・・・ 結構長い下りです。GPSを見ると
ルートに大分ズレがあるのが気になりますが、「道があるので下りた所で修正すればいい」
といつものお気楽人間です。 樹林に入り、沢を渡り、ヒノキ林を過ぎて・・・やっと到着です。
時間は4時前! なかなかの時間配分?でした。

シコクフウロ 草原 エクロジャイトの碑
(エクロジャイトとは?)・・・地下深所で形成される変成岩の一つで赤いザクロ石と緑色の単斜輝石
からなる美しい岩石です。(碑文の一部より)
一面のお花畑を見てみたいものです。
余りゆっくりは出来ないのでスピードを上げ石室越へ向かいます。 案内板があり、鉢巻山
方面は 「悪路」 と表示されています。 途中で無理なら引き返す事にし、草木の下の
踏跡を辿ります。 下から見上げた岩山が目の前にありました。 「凄いなあ・・・」



赤茶けた岩 固着地衣の仲間 鉢巻山方面
草木の生い茂った中から岩場へ出て、また踏み跡を探しながら低木樹林に入るという繰り
返しで分かり辛く、何度も引き返し印を探したり、ケルンを辿ったりしながら慎重に進みます。
岩場ではタカネマツムシソウ・シコクママコナ・ウバタケニンジン・オオトウヒレン・シラヒゲソ
ウ・コウスユキソウ・咲き残りのイワキンバイなどが見られます。
もう少し早ければ花も素晴らしかっただろう・・・と想像しながら尚も歩を進めます。



コウスユキソウ ウバタケニンジン タカネマツムシソウ
北側斜面からはガスが湧いてきています。 前方の岩場に2~3人の影があります。
時折立ち止まって下を覗き込みますが、なかなかの迫力です。 岩場を越えると前方は
切立った崖

モウセンゴケも白い花を咲かせていました。 足元には紫色をした綺麗な石が転がって
います。すぐ上の大きな岩に近寄ると岩体の表面が紫色をしています。 何だろう?
(教えて戴いた所、緑泥石の仲間で「菫泥石」との事。紫は含まれているクロムによるもの)



モウセンゴケ 風化した紫を帯びた石 リンドウ
地図には記載の無い山荘への道を分ける場所から登りつめたらやっと鉢巻山のピーク
でした。 ヤレヤレ・・・ 今登ったのも登山道とされ、ピークへ着くと向こうにも登山道が。
「アレアレ、どうなっているの?」 ちょっと方向感覚が分からなくなって 「う~ん・・・」
でもやっぱりなあ・・・とGPSで確認しながら先の岩場を越すと・・・ 「ヤレヤレ・・・」
まもなく良く歩かれている山荘への分岐を越えて東赤石山へ最後の登りです。
頂上へ出ましたが、ガスの為遠望は望めません。 少し休憩し、そのまま前進です。
ホンの少し先に、またまた東赤石山の頂上が? ここには三等三角点があるのでどうやら
こちらが正式な山頂のようです。(?)



鉢巻山山頂 東赤石山山頂(手前) 三角点のある山頂
この時期、赤・黒・紺の木の実も目につきます。
この先も踏跡は薄いようです。 早く直下からの道と合流しないか・・と期待しながら下って
行きます。 やっと合流し、心強い気持ちで「権現越」へ急ぎます。



クロベ ニッコウヒョウタンボク? ヒロハヘビノボラズ
下りきったら草原に出ました。 権現越のお花畑のようです。
シコクフウロ・ナンゴククガイソウ・トモエシオガマ・ソバナなどが咲いていますが、最盛期は
既に過ぎてしまっていました。 きっと素晴らしいお花畑だったのだろう・・・と思いながら
床鍋登山口へ只管下ります。 相方との約束までには1時間半しかありません。
草に覆われ、軽快に下るのはちょっと難しい・・・・・ 結構長い下りです。GPSを見ると
ルートに大分ズレがあるのが気になりますが、「道があるので下りた所で修正すればいい」
といつものお気楽人間です。 樹林に入り、沢を渡り、ヒノキ林を過ぎて・・・やっと到着です。
時間は4時前! なかなかの時間配分?でした。



シコクフウロ 草原 エクロジャイトの碑
(エクロジャイトとは?)・・・地下深所で形成される変成岩の一つで赤いザクロ石と緑色の単斜輝石
からなる美しい岩石です。(碑文の一部より)
一面のお花畑を見てみたいものです。
東赤石山を歩く (愛媛県)
2010/08/19 22:18
ジャンル:
Category:山歩き・歩き
TB(0)
|
CM(4)
[Edit]
四国の実家へ出掛けて1週間目の最終日、相方と東赤石山を歩いてきた。
ここはお花を求め各地を飛び回っておられる天狗さんに教えて戴いた場所だ。
四国一と言われるお花の山だそうだが・・・・・
7時過ぎに筏津山荘上の駐車場で朝食を済ませ、花との出会いを求めて出発した。
山荘裏を通ると、ナント! 「キレンゲショウマ」 の群落だ!
今年は実家近くの剣山に行かなかったので、出会えるとは思っていなかったので小躍り
して喜んだ。 (幸先がいいぞ・・・・・)

駐車場から見える滝 キレンゲショウマ キレンゲショウマ群生
登山口から緩やかな斜面を登り始めた。 ヒノキ林の樹林を抜けると竹林や石垣が現れ、
人と関わった場所だと感じられた。 かつて集落があったようだ。
段々高度を上げて行くと、木々の間から大きな岩塊が見え、その向こうには八間滝が落ちて
いた。樹林の隙間から差し込む陽の光が石をキラキラ光らせている。 雲母だろうか?
お花は少ないものの、キンポウゲの仲間・キンミズヒキ・オトギリソウの仲間・ミヤマウズラ・
ヒカゲミツバ?・ツルリンドウなどが点々と見られます。 葉脈のはっきりしているのは
テバコモミジガサでしょうか?・・・

ミヤマウズラ アクシバ? ヤマジノホトトギス
登山道沿いにはずっと沢音が聞こえ、次々と滝が現れます。 小鳥の声も心地よく
元気をくれます。 相方はゆっくりとした歩調なので、お花の写真を撮っても時間はたっぷり
あります。 それにしてもキノコの多い事! 白・黄色・オレンジ・茶。石には色々な地衣類が
付着しています。 蛇にも遭遇しながら、涼しい樹林を抜け、石は蛇紋岩へと移って行きます。

丸木橋をいくつも渡る 小滝も多く やっと展望が・・
石の転がる沢道を行くと、やっと出会えました、「オトメシャジン」です!
コモノギク?・ホソバシュロソウ・シコクママコナ・シモツケ・コカラマツなども顔を見せて
くれます。 シラヒゲソウは今が盛りと数多く花咲いています。 周りがすっかり開けると
赤っぽい岩肌が、見上げる眼前に大きく立ちはだかりました。 鉢巻山です。
天狗さんが2時間で歩いた赤石山荘へ倍の4時間かけて到着です。 途中で単独の女性に
出会い情報を戴きました。 やはり小屋まで4時間かけて登られ、ガスも掛かって来たので
下山されるとか・・・7月中旬の小屋周辺は見事なお花畑だったそうな・・・ う~ん残念!

オトメシャジン オトメシャジン白花 シラヒゲソウ

シコクママコナ コモノギク? 鉢巻山
「相方は、ここまでで充分!」との事なので、少し早目の昼食を済ませ、一人で上部目前に
広がる岩峰を歩く事にしました。 なかなか手ごたえのありそうな岩山です! 少し花の
種類が異なると言う「権現越」経由で、床鍋へ4時に下る旨を伝え、赤石山荘を後にしました。
(その2へ続きます。)
ここはお花を求め各地を飛び回っておられる天狗さんに教えて戴いた場所だ。
四国一と言われるお花の山だそうだが・・・・・
7時過ぎに筏津山荘上の駐車場で朝食を済ませ、花との出会いを求めて出発した。
山荘裏を通ると、ナント! 「キレンゲショウマ」 の群落だ!

今年は実家近くの剣山に行かなかったので、出会えるとは思っていなかったので小躍り
して喜んだ。 (幸先がいいぞ・・・・・)



駐車場から見える滝 キレンゲショウマ キレンゲショウマ群生
登山口から緩やかな斜面を登り始めた。 ヒノキ林の樹林を抜けると竹林や石垣が現れ、
人と関わった場所だと感じられた。 かつて集落があったようだ。
段々高度を上げて行くと、木々の間から大きな岩塊が見え、その向こうには八間滝が落ちて
いた。樹林の隙間から差し込む陽の光が石をキラキラ光らせている。 雲母だろうか?
お花は少ないものの、キンポウゲの仲間・キンミズヒキ・オトギリソウの仲間・ミヤマウズラ・
ヒカゲミツバ?・ツルリンドウなどが点々と見られます。 葉脈のはっきりしているのは
テバコモミジガサでしょうか?・・・



ミヤマウズラ アクシバ? ヤマジノホトトギス
登山道沿いにはずっと沢音が聞こえ、次々と滝が現れます。 小鳥の声も心地よく
元気をくれます。 相方はゆっくりとした歩調なので、お花の写真を撮っても時間はたっぷり
あります。 それにしてもキノコの多い事! 白・黄色・オレンジ・茶。石には色々な地衣類が
付着しています。 蛇にも遭遇しながら、涼しい樹林を抜け、石は蛇紋岩へと移って行きます。



丸木橋をいくつも渡る 小滝も多く やっと展望が・・
石の転がる沢道を行くと、やっと出会えました、「オトメシャジン」です!

コモノギク?・ホソバシュロソウ・シコクママコナ・シモツケ・コカラマツなども顔を見せて
くれます。 シラヒゲソウは今が盛りと数多く花咲いています。 周りがすっかり開けると
赤っぽい岩肌が、見上げる眼前に大きく立ちはだかりました。 鉢巻山です。

天狗さんが2時間で歩いた赤石山荘へ倍の4時間かけて到着です。 途中で単独の女性に
出会い情報を戴きました。 やはり小屋まで4時間かけて登られ、ガスも掛かって来たので
下山されるとか・・・7月中旬の小屋周辺は見事なお花畑だったそうな・・・ う~ん残念!



オトメシャジン オトメシャジン白花 シラヒゲソウ



シコクママコナ コモノギク? 鉢巻山
「相方は、ここまでで充分!」との事なので、少し早目の昼食を済ませ、一人で上部目前に
広がる岩峰を歩く事にしました。 なかなか手ごたえのありそうな岩山です! 少し花の
種類が異なると言う「権現越」経由で、床鍋へ4時に下る旨を伝え、赤石山荘を後にしました。
(その2へ続きます。)
レンゲショウマに遭いに・・・
2010/08/09 23:15
ジャンル:
Category:植物
TB(0)
|
CM(6)
[Edit]
うつむき加減に咲く 「レンゲショウマ」 今年は観察会で2回もチャンスがあり
ながら、用事が入りまだ出会ってはいなかった。 9日、天気はイマイチだが・・・・・
相方を誘い、午後からでも間に合う 「新道峠」 へ向かった。
前回の芦川行きの折、河口湖大石辺りから笛吹市芦川へ 「若彦トンネル」 が抜けている
事がわかり、それを利用しての花ドライブ?となった。
開通に合わせて出来た新しい農産物直売所に立ち寄り、遅いお昼を済ませた。
地元の野菜を豊富に使っているというカレー(300円)、コシのある天ぷらうどん(350円)
ととてもリーズナブル。
な~んてノンビリしている時間は無かった。 
とうとう雨も降り始めた。 新道峠の駐車場に着き、5分ほど坂を登ると見えて来ました。

レンゲショウマ レンゲショウマ ソバナ
オクモミジハグマも咲き始めています。 コウモリソウも蕾が膨らんできています。
峠の尾根に着くと、ハクサンフウロ?・ノカンゾウ・ニッコウキスゲ・フシグロセンノウなどが
迎えてくれました。 雨と露に濡れながらお花と対面します。

フシグロセンノウ ハクサンフウロ? ノカンゾウ
「シュロソウがこんなにあったかなあ?」などと思いながら、少し尾根道を進むと 蕾を
持ったレンゲショウマがいっぱいあるのを目にし、「まだまだ楽しめるね~」と ニッコリ!
タムラソウ・キバナアキギリ・ワレモコウ・ヒゴタイの仲間が・・・ 「もうすぐ出番ネ」と。
山は、夏のお花から秋のお花にバトンタッチ・・・といった雰囲気でした。
1時間程の短いお楽しみ時間でした。 このまま帰るのかって? それは・・・
ギター練習中の相方に声を掛け、駐車場から歩いて下ります。 雨の中、アサギマダラが
4~5匹舞っています。 天気が良ければきっとヨツバヒヨドリの中を乱舞していた事でしょう。
クロイチゴの実がなっていました。 黒いイチゴを口に含むと・・・イケマス!
この白いお花は帰化種のザボンソウのようですが、何でこんな山の中に? 不思議です。

クロイチゴ オミナエシ ザボンソウ?
もう少し時間があるので、すずらん畑の遊歩道を今度は一人で歩きました。
ママコナがまだたくさん咲いています。 レンゲショウマ・オオバギボウシ・フシグロセンノウ
など、新道峠と同じようなお花が見られます。
さ~て、そろそろお楽しみも終了です。3キロ弱の若彦トンネルを抜けて我家へ向かいます。
でも・・・「若彦トンネル」の名前の由来って何だろう?

コオニユリ イタチササゲ ママコナ
ながら、用事が入りまだ出会ってはいなかった。 9日、天気はイマイチだが・・・・・
相方を誘い、午後からでも間に合う 「新道峠」 へ向かった。
前回の芦川行きの折、河口湖大石辺りから笛吹市芦川へ 「若彦トンネル」 が抜けている
事がわかり、それを利用しての花ドライブ?となった。
開通に合わせて出来た新しい農産物直売所に立ち寄り、遅いお昼を済ませた。
地元の野菜を豊富に使っているというカレー(300円)、コシのある天ぷらうどん(350円)
ととてもリーズナブル。


とうとう雨も降り始めた。 新道峠の駐車場に着き、5分ほど坂を登ると見えて来ました。



レンゲショウマ レンゲショウマ ソバナ
オクモミジハグマも咲き始めています。 コウモリソウも蕾が膨らんできています。
峠の尾根に着くと、ハクサンフウロ?・ノカンゾウ・ニッコウキスゲ・フシグロセンノウなどが
迎えてくれました。 雨と露に濡れながらお花と対面します。



フシグロセンノウ ハクサンフウロ? ノカンゾウ
「シュロソウがこんなにあったかなあ?」などと思いながら、少し尾根道を進むと 蕾を
持ったレンゲショウマがいっぱいあるのを目にし、「まだまだ楽しめるね~」と ニッコリ!
タムラソウ・キバナアキギリ・ワレモコウ・ヒゴタイの仲間が・・・ 「もうすぐ出番ネ」と。
山は、夏のお花から秋のお花にバトンタッチ・・・といった雰囲気でした。
1時間程の短いお楽しみ時間でした。 このまま帰るのかって? それは・・・

ギター練習中の相方に声を掛け、駐車場から歩いて下ります。 雨の中、アサギマダラが
4~5匹舞っています。 天気が良ければきっとヨツバヒヨドリの中を乱舞していた事でしょう。
クロイチゴの実がなっていました。 黒いイチゴを口に含むと・・・イケマス!

この白いお花は帰化種のザボンソウのようですが、何でこんな山の中に? 不思議です。



クロイチゴ オミナエシ ザボンソウ?
もう少し時間があるので、すずらん畑の遊歩道を今度は一人で歩きました。
ママコナがまだたくさん咲いています。 レンゲショウマ・オオバギボウシ・フシグロセンノウ
など、新道峠と同じようなお花が見られます。
さ~て、そろそろお楽しみも終了です。3キロ弱の若彦トンネルを抜けて我家へ向かいます。
でも・・・「若彦トンネル」の名前の由来って何だろう?



コオニユリ イタチササゲ ママコナ
日本ジャンボリー
2010/08/06 01:33
ジャンル:
Category:イベント
TB(0)
|
CM(2)
[Edit]
4年に1度開かれるボーイスカウトの祭典、 「第15回日本ジャンボリー」 が
富士宮市朝霧を会場として8日まで行われている。
開会式当日は、皇太子さまもお見えになると言う事で、新富士駅から朝霧方面に掛けて
物々しい警戒ぶりだったようだ。
場外プログラムも多く用意されていて、「ゴールドラッシュ」 と言う名の元、子供たちと
砂金掘り体験を楽しんでいる。 既に半分の2回を終了し、6日・7日と続く。
初日は諸事情で開始が遅れ、じっくりと時間がとれなかったのはちょっと可哀相だったが、
雨に濡れながらもそれぞれに楽しんでいるようだった。

元、金山奉行宅 説明を聞いて・・ パンニング開始
500年前の門と家屋
何しろ午前中80人、午後80人、4日間で640人が川に入ってザブザブとパンニングをする
のだから大変だ。 途中にある古い金山奉行屋敷の説明を聞き、川へ着いてからパンニング
の説明に入る。 いよいよ川の溝に溜まった金混じり?の砂をパンニング皿に入れて振るう。
中にはとても器用な子もいて、少しアドバイスをすると、見事な腕さばきを見せてくれる。
(なかなか素質あるよ・・) 思わず、「次のプログラム辞めて、ここでパンニング教えて
あげてよ」 と手伝いの勧誘をしてしまったほどだ。
最大級の砂金をゲットした○○君は残りの3粒を採れていない子に譲ってあげていた。
優しいねえ~・・・・・

何人採れたかな? ここでの最大級 富士山も顔を出し
麓の地区には自然も多く残っています。 お花に目を移すと・・・・・
直径2センチ程の蕾の中から可愛いアジサイの花が開いて来ました。窮屈そうだ事・・・

タマアジサイ イヌゴマ シュロソウ
オニドコロ?の花と実、こんな様子を目にしたのは初めてです。 トンボソウの仲間も
たくさん咲いていました。 小さな白い花をつけた 「ハシカグサ」 も咲いています。
この花を見るたびに、この花の存在を教えてくれた富山在住の友達を懐かしく思い出します。

オニドコロ? トンボソウ ウバユリ
さ~て、あとひと頑張りだ・・・ 子供たちと一緒に楽しもうっと!
富士宮市朝霧を会場として8日まで行われている。
開会式当日は、皇太子さまもお見えになると言う事で、新富士駅から朝霧方面に掛けて
物々しい警戒ぶりだったようだ。
場外プログラムも多く用意されていて、「ゴールドラッシュ」 と言う名の元、子供たちと
砂金掘り体験を楽しんでいる。 既に半分の2回を終了し、6日・7日と続く。
初日は諸事情で開始が遅れ、じっくりと時間がとれなかったのはちょっと可哀相だったが、
雨に濡れながらもそれぞれに楽しんでいるようだった。



元、金山奉行宅 説明を聞いて・・ パンニング開始
500年前の門と家屋
何しろ午前中80人、午後80人、4日間で640人が川に入ってザブザブとパンニングをする
のだから大変だ。 途中にある古い金山奉行屋敷の説明を聞き、川へ着いてからパンニング
の説明に入る。 いよいよ川の溝に溜まった金混じり?の砂をパンニング皿に入れて振るう。
中にはとても器用な子もいて、少しアドバイスをすると、見事な腕さばきを見せてくれる。
(なかなか素質あるよ・・) 思わず、「次のプログラム辞めて、ここでパンニング教えて
あげてよ」 と手伝いの勧誘をしてしまったほどだ。
最大級の砂金をゲットした○○君は残りの3粒を採れていない子に譲ってあげていた。
優しいねえ~・・・・・



何人採れたかな? ここでの最大級 富士山も顔を出し
麓の地区には自然も多く残っています。 お花に目を移すと・・・・・
直径2センチ程の蕾の中から可愛いアジサイの花が開いて来ました。窮屈そうだ事・・・



タマアジサイ イヌゴマ シュロソウ
オニドコロ?の花と実、こんな様子を目にしたのは初めてです。 トンボソウの仲間も
たくさん咲いていました。 小さな白い花をつけた 「ハシカグサ」 も咲いています。
この花を見るたびに、この花の存在を教えてくれた富山在住の友達を懐かしく思い出します。



オニドコロ? トンボソウ ウバユリ
さ~て、あとひと頑張りだ・・・ 子供たちと一緒に楽しもうっと!

北岳~塩見岳の花たち
2010/08/04 19:01
ジャンル:
Category:植物
TB(0)
|
CM(4)
[Edit]
31日、昨夜からまた雨です。 6時出発時には上がっていましたが、ガスがかかり残念
ながら昨日登った塩見岳を望む事はできません。 尾根伝いにひたすら下り、迎えてくれた
相方と温泉へ直行です。
3泊4日の南アルプスの縦走を終えました。 歩きが主な目的だったのですが、雨の中、
そして太陽の元、色々なお花に出遭う事が出来ました。 お花を楽しむにはもっとノンビリ
歩きたかったのですが・・・奥深い山の中とて、そうもいきません。
見られたお花の一部を色別に整理してみました。
今になって分からない名前のお花もあります。
特徴を良く見て来なかった事が悔やまれます。

ミヤマシオガマ ヨツバシオガマ ニョホウチドリ

ミヤマダイコンソウ ウラジロキンバイ タカネコウリンカ

チシマギキョウ ミヤマハナシノブ シソ科の仲間

コイチヨウラン ホザキイチヨウラン ムカゴユキノシタ
アッシー君をしてくれた相方、山の中で出会ったたくさんの人達に感謝しながら
無事歩く事が出来た喜びをかみしめています。
さて、次は・・・・・?
ながら昨日登った塩見岳を望む事はできません。 尾根伝いにひたすら下り、迎えてくれた
相方と温泉へ直行です。
3泊4日の南アルプスの縦走を終えました。 歩きが主な目的だったのですが、雨の中、
そして太陽の元、色々なお花に出遭う事が出来ました。 お花を楽しむにはもっとノンビリ
歩きたかったのですが・・・奥深い山の中とて、そうもいきません。
見られたお花の一部を色別に整理してみました。
今になって分からない名前のお花もあります。

特徴を良く見て来なかった事が悔やまれます。



ミヤマシオガマ ヨツバシオガマ ニョホウチドリ



ミヤマダイコンソウ ウラジロキンバイ タカネコウリンカ



チシマギキョウ ミヤマハナシノブ シソ科の仲間



コイチヨウラン ホザキイチヨウラン ムカゴユキノシタ
アッシー君をしてくれた相方、山の中で出会ったたくさんの人達に感謝しながら
無事歩く事が出来た喜びをかみしめています。
さて、次は・・・・・?
塩見岳へ その3
2010/08/03 00:13
ジャンル:
Category:山歩き・歩き
TB(0)
|
CM(0)
[Edit]
夜通し雨が降っていたようです。 朝になっても雨は上がりません。
午後からは少し回復の兆しがあるようですが。 無線仲間の3人は6時頃には出発しました。
今日は塩見小屋までなので時間的にはゆったりしています。 少し迷いましたが、塩見へ
向けて出発する事に決めました。 小屋番さんは冗談いっぱいの人ですが、さりげなく質問
しながら体力・経験などを観察している風です。 「Mさん、今日はどちらまで?」
「塩見へ向かいます。荒天になったら引き返します」「そう、くれぐれも塩見の登りと下りは気
をつけて!」 という言葉で送り出してくれました。 残りの方達は仲間の体調不良もあり
停滞されるようです。 (熊ノ平小屋は水量も豊富で、とても綺麗な山小屋でした。)

熊ノ平小屋 ウサギギク ずっと樹林帯です
少しのアップダウンを繰り返しながら、塩見を目指して進みます。 出発時には雨具を着
込みましたが、雨は上がって来ました。 樹林の中に目をやるとコフタバランの小さな花が
いっぱいです。まだイチヨウランが残ってないかな? と探しますが見つかりません。
キソチドリ・マイヅルソウ・ゴゼンタチバナなどが多く咲いています。
少し明るくなったと思ったら、青空が見えて来ました。 思ったより早く回復したようです。

コフタバラン 青空が・・・ 雲も綺麗です
ずっと樹林帯が続きます。 時折開けた場所からの眺めがよくなって来ました。
道の上の方から男性の話す声が聞こえましたが、それっきり・・・ 「あれは何だった?」
幻聴が聞こえる程、疲れてはいません。 それほど怖さも感じず 「ま、いいか」 と前へ
進みます。 我ながらお気楽な性格です。
北荒川岳越しに憧れの大きな塩見岳が見えて来ました。 「うわ~、大きいなあ・・・」
早く近づきたいと気がせきます。 でもあの山を2つ越えなくては対面する事は出来ません。

滝と湧きあがる雲 塩見岳 ムカゴトラノオ
右手には中央アルプスもかすかに顔を出して来ました。 さらに先を急ぎます。
ハイマツの先を抜け切った途端、前面いっぱいに塩見岳が迫って来ました。
雄大で、雄々しく、見事なまでの山体です。 暫く見とれていました。
ここには誰もいません。塩見岳を一人占めです。 その内ガスも掛かってくるだろうし、
ここでゆっくり時間をとる事にし、雨具を脱いで乾かせる事にしました。
ふと気配を感じ、ハイマツの下に目をやると、テンのような尻尾の長い動物が樹林に
入って行きました。 塩見を眺めたり、崖のお花に目をやったり自由な時間をたっぷり楽しみ
ました。 樹林からふっと人が現れました。 一昨日北岳山荘で一緒だった方です。
前日、農鳥・西農鳥を歩き、農鳥小屋から今朝歩いて来られたそうです。 殆ど休憩はとら
ずに歩かれるという健脚の方でした。 どうぞ! と譲ろうとすると、「いや休みませんから」
と歩いて行かれました。 では、もう暫く塩見を楽しむ事にします。

塩見へ向けて尾根歩き 駒ケ岳 塩見岳
次に来られたのは、1時間前に出発された3人組。「アレ?」「あ~、ピークに登ってたんだよ」
ようやく先程の不思議な現象の謎が解けました。 雨具も乾いたので出発です!
この周辺もお花の多い所です。こんなに厳しい崖にへばりつくように色々なお花が揺れて
咲いています。 少し進むとイブキジャコウソウでピンクに染まっていました。
ダケカンバの下は一面のマルバダケブキです。 昔のお花畑は、シカの食べないマルバ
ダケブキやバイケイソウが占領しているようです。 結構可愛いお花なのですが・・・

タカネビランジ マルバダケブキ タカネシオガマなどの花畑
尾根線歩きから、いよいよ塩見の本体に向かって岩場を高度を上げて行きます。 なかなか
厳しい登りですが、それよりも楽しみな思いが強く、頑張れます。
縁まで行くと、角度を変えて次の登りです。 これを数回繰り返し、塩見岳のピークも
近くなってきました。 途中には蝙蝠岳への分岐があり、なだらかな稜線を歩きたい思いは
ありますが、今回は封印です。 最後の急斜面を登り切った所に塩見岳東峰がありました。
「ほんとに登って来られたんだね・・・」 とちょっぴりジーンとしました。
東峰は3052mあります。 でも塩見岳西峰に3047mの三角点があり、これが頂上のようです。

頂上への尾根道 塩見岳頂上 ライチョウの親子
「さて、コーヒーでも温めよう・・」と準備をしていると、何やら聞こえて来ます。
声のする方へ目をやると、ライチョウの親子が散歩中でした。 ヒナがチョロチョロしている
のを近くで見守っています。 暫くこちらの様子を眺める事にしました。
東峰から見覚えのある人が登って来られました。 熊の平小屋で停滞すると仰っていた
方です。天候が回復したので先を目指すようです。「どちらまでですか?」と聞くと
「行ける所まで」 との事。 今日は三伏峠まで下りて、荒川方面へ向かわれるようです。
そんな中、塩見小屋方面から登って来た3人組の方に「写真をとってくれますか?」
と頼まれました。 良いですよ・・・と待っていると・・・・・
ナント、塩見で100名山達成! と言う青森からの方でした。 「おめでとうございます!
」
横断幕・ミニくす玉を携え・・・青空色の登山シャツはこの日の為に娘さんから
プレゼントされたのだそうです。 こんな幸運に立ち合えたのもラッキーでした。

クロユリ ミヤマオダマキなど ハクサンイチゲ
ゆっくり休んだので、今日の宿 「塩見小屋」 へ向かいます。 ここは予約が必要です。
急な岩場をゆっくり下り、3時前に到着しました。 手続きを済ませ、携帯トイレの説明を
うけます。 あとはノンビリ日の暮れるのを待つだけです。

携帯トイレの説明 ゴゼンタチバナ 霧の塩見岳
明日はいよいよ下山です。 帰り、塩見岳が見えるといいな・・・・・
午後からは少し回復の兆しがあるようですが。 無線仲間の3人は6時頃には出発しました。
今日は塩見小屋までなので時間的にはゆったりしています。 少し迷いましたが、塩見へ
向けて出発する事に決めました。 小屋番さんは冗談いっぱいの人ですが、さりげなく質問
しながら体力・経験などを観察している風です。 「Mさん、今日はどちらまで?」
「塩見へ向かいます。荒天になったら引き返します」「そう、くれぐれも塩見の登りと下りは気
をつけて!」 という言葉で送り出してくれました。 残りの方達は仲間の体調不良もあり
停滞されるようです。 (熊ノ平小屋は水量も豊富で、とても綺麗な山小屋でした。)



熊ノ平小屋 ウサギギク ずっと樹林帯です
少しのアップダウンを繰り返しながら、塩見を目指して進みます。 出発時には雨具を着
込みましたが、雨は上がって来ました。 樹林の中に目をやるとコフタバランの小さな花が
いっぱいです。まだイチヨウランが残ってないかな? と探しますが見つかりません。
キソチドリ・マイヅルソウ・ゴゼンタチバナなどが多く咲いています。
少し明るくなったと思ったら、青空が見えて来ました。 思ったより早く回復したようです。



コフタバラン 青空が・・・ 雲も綺麗です
ずっと樹林帯が続きます。 時折開けた場所からの眺めがよくなって来ました。
道の上の方から男性の話す声が聞こえましたが、それっきり・・・ 「あれは何だった?」
幻聴が聞こえる程、疲れてはいません。 それほど怖さも感じず 「ま、いいか」 と前へ
進みます。 我ながらお気楽な性格です。

北荒川岳越しに憧れの大きな塩見岳が見えて来ました。 「うわ~、大きいなあ・・・」
早く近づきたいと気がせきます。 でもあの山を2つ越えなくては対面する事は出来ません。



滝と湧きあがる雲 塩見岳 ムカゴトラノオ
右手には中央アルプスもかすかに顔を出して来ました。 さらに先を急ぎます。
ハイマツの先を抜け切った途端、前面いっぱいに塩見岳が迫って来ました。
雄大で、雄々しく、見事なまでの山体です。 暫く見とれていました。
ここには誰もいません。塩見岳を一人占めです。 その内ガスも掛かってくるだろうし、
ここでゆっくり時間をとる事にし、雨具を脱いで乾かせる事にしました。
ふと気配を感じ、ハイマツの下に目をやると、テンのような尻尾の長い動物が樹林に
入って行きました。 塩見を眺めたり、崖のお花に目をやったり自由な時間をたっぷり楽しみ
ました。 樹林からふっと人が現れました。 一昨日北岳山荘で一緒だった方です。
前日、農鳥・西農鳥を歩き、農鳥小屋から今朝歩いて来られたそうです。 殆ど休憩はとら
ずに歩かれるという健脚の方でした。 どうぞ! と譲ろうとすると、「いや休みませんから」
と歩いて行かれました。 では、もう暫く塩見を楽しむ事にします。



塩見へ向けて尾根歩き 駒ケ岳 塩見岳
次に来られたのは、1時間前に出発された3人組。「アレ?」「あ~、ピークに登ってたんだよ」
ようやく先程の不思議な現象の謎が解けました。 雨具も乾いたので出発です!

この周辺もお花の多い所です。こんなに厳しい崖にへばりつくように色々なお花が揺れて
咲いています。 少し進むとイブキジャコウソウでピンクに染まっていました。
ダケカンバの下は一面のマルバダケブキです。 昔のお花畑は、シカの食べないマルバ
ダケブキやバイケイソウが占領しているようです。 結構可愛いお花なのですが・・・




タカネビランジ マルバダケブキ タカネシオガマなどの花畑
尾根線歩きから、いよいよ塩見の本体に向かって岩場を高度を上げて行きます。 なかなか
厳しい登りですが、それよりも楽しみな思いが強く、頑張れます。
縁まで行くと、角度を変えて次の登りです。 これを数回繰り返し、塩見岳のピークも
近くなってきました。 途中には蝙蝠岳への分岐があり、なだらかな稜線を歩きたい思いは
ありますが、今回は封印です。 最後の急斜面を登り切った所に塩見岳東峰がありました。
「ほんとに登って来られたんだね・・・」 とちょっぴりジーンとしました。
東峰は3052mあります。 でも塩見岳西峰に3047mの三角点があり、これが頂上のようです。



頂上への尾根道 塩見岳頂上 ライチョウの親子
「さて、コーヒーでも温めよう・・」と準備をしていると、何やら聞こえて来ます。
声のする方へ目をやると、ライチョウの親子が散歩中でした。 ヒナがチョロチョロしている
のを近くで見守っています。 暫くこちらの様子を眺める事にしました。
東峰から見覚えのある人が登って来られました。 熊の平小屋で停滞すると仰っていた
方です。天候が回復したので先を目指すようです。「どちらまでですか?」と聞くと
「行ける所まで」 との事。 今日は三伏峠まで下りて、荒川方面へ向かわれるようです。
そんな中、塩見小屋方面から登って来た3人組の方に「写真をとってくれますか?」
と頼まれました。 良いですよ・・・と待っていると・・・・・
ナント、塩見で100名山達成! と言う青森からの方でした。 「おめでとうございます!

横断幕・ミニくす玉を携え・・・青空色の登山シャツはこの日の為に娘さんから
プレゼントされたのだそうです。 こんな幸運に立ち合えたのもラッキーでした。



クロユリ ミヤマオダマキなど ハクサンイチゲ
ゆっくり休んだので、今日の宿 「塩見小屋」 へ向かいます。 ここは予約が必要です。
急な岩場をゆっくり下り、3時前に到着しました。 手続きを済ませ、携帯トイレの説明を
うけます。 あとはノンビリ日の暮れるのを待つだけです。



携帯トイレの説明 ゴゼンタチバナ 霧の塩見岳
明日はいよいよ下山です。 帰り、塩見岳が見えるといいな・・・・・
塩見岳へ その2
2010/08/02 11:01
ジャンル:
Category:山歩き・歩き
TB(0)
|
CM(2)
[Edit]
朝4時前、目覚めると屋根をたたく雨の音が耳に入った。 昨夜来雨が降っていたのを
時々目覚めた中で知っていたので、「やっぱり・・・」という感じだったが、頭の痛みは
治まっていたのでヤレヤレだ。 この風雨の中でどうしようか暫く悩む。
既に停滞を決めた人も多くいた。 とりあえず熊ノ平まで行き、危険なようなら引き返す覚悟
で出発を決め、天気予報を確認する。早目の崩れは、低気圧が半日早くやって来たようだ。
出発の旨を小屋番さんに伝えると、「女性スタッフが熊ノ平へ行くよ、一緒に行けば?」
と声を掛けてくれたが、それぞれの歩調があるので辞退はしたが、とても心強かった。
仙塩尾根から両俣小屋へ下り、バス道へ出る林道もあるという避難ルートを確認できたこと
も後押ししてくれた。 雨具を着込み6時に出発だ。

北岳山荘 キバナシャクナゲ 間ノ岳頂上
今回はカメラを修理中なので、古いものと娘の水中カメラを借りての山行だ。
この風雨の中では水中カメラが活躍する。 最小限の写真を撮りながら中白峰を越え
間ノ岳へ向かった。 記憶では線状地形が目立つ、ゆったりした登りという印象があったが
こんなに岩稜が多いと言うのは新鮮な思いだった。 間ノ岳の頂上で風を避け軽い朝食を
とった。これから先は初めてのコースだ。 何度も確認し、三峰岳方面へ足を進める。
三峰山頂は岩場で周囲が切り立っていた。 何処に道があるのか不思議な岩峰だった。
天候が悪いと距離感も狂う。 分岐を通り過ぎてはいないか何度か確認しながら
三国平を過ぎ、農鳥岳への分岐に目をやり、ダケカンバ・下草のマルバダケブキの蕾
を横目に、ずぶ濡れの中、9時過ぎに熊ノ平小屋へ着いた。

三峰岳(みぶだけ) 農鳥方面への巻道 美味しいおやつ
アルバイトのお兄さんが、「お疲れさん!」 と声を掛けてくれた。
濡れた服・靴などをストーブ脇に掛け、雨具も別室に吊るしていると小屋番さんが
「先にお茶でも飲んで寛げば?」と声を掛けてくれた。 「よろしいんですか?」
と答え有り難い言葉に甘える事にした。 先に到着されていた北岳山荘の○さんから聞いて
おられたとの事。 手作りのドーナツケーキは絶品でした。小豆もたっぷりのせて暖かい
お茶と一緒に戴いた味は今もはっきりと記憶にあります。
北岳からのスタッフさんは小柄ながらも大きな荷物を背負い、逞しい事!
笑顔がチャーミングで、ホントに山を好きな大学生でとても感じのいい女性でした。
まだ朝の9時過ぎです。 こんなに小屋でゆったりと時間を過ごすのは初めての事。
滞在されていた方7名、御池小屋から11時間かけて歩かれたと言う無線仲間の3名を合わせ
今夜の宿泊者は10名というゆったりしたもの。 いい時間を過ごさせて戴きました。
5年前に100名山を終えられ、また別の楽しみを見つけられているご夫婦連れの方に色々
な情報を戴き、話が盛り上がったのはとても嬉しかったです。
相変わらず雨は降っています。 明日はどうかなあ?・・・と思いながら眠りにつきました。
晴れますように・・・
時々目覚めた中で知っていたので、「やっぱり・・・」という感じだったが、頭の痛みは
治まっていたのでヤレヤレだ。 この風雨の中でどうしようか暫く悩む。

既に停滞を決めた人も多くいた。 とりあえず熊ノ平まで行き、危険なようなら引き返す覚悟
で出発を決め、天気予報を確認する。早目の崩れは、低気圧が半日早くやって来たようだ。
出発の旨を小屋番さんに伝えると、「女性スタッフが熊ノ平へ行くよ、一緒に行けば?」
と声を掛けてくれたが、それぞれの歩調があるので辞退はしたが、とても心強かった。
仙塩尾根から両俣小屋へ下り、バス道へ出る林道もあるという避難ルートを確認できたこと
も後押ししてくれた。 雨具を着込み6時に出発だ。




北岳山荘 キバナシャクナゲ 間ノ岳頂上
今回はカメラを修理中なので、古いものと娘の水中カメラを借りての山行だ。
この風雨の中では水中カメラが活躍する。 最小限の写真を撮りながら中白峰を越え
間ノ岳へ向かった。 記憶では線状地形が目立つ、ゆったりした登りという印象があったが
こんなに岩稜が多いと言うのは新鮮な思いだった。 間ノ岳の頂上で風を避け軽い朝食を
とった。これから先は初めてのコースだ。 何度も確認し、三峰岳方面へ足を進める。
三峰山頂は岩場で周囲が切り立っていた。 何処に道があるのか不思議な岩峰だった。
天候が悪いと距離感も狂う。 分岐を通り過ぎてはいないか何度か確認しながら
三国平を過ぎ、農鳥岳への分岐に目をやり、ダケカンバ・下草のマルバダケブキの蕾
を横目に、ずぶ濡れの中、9時過ぎに熊ノ平小屋へ着いた。



三峰岳(みぶだけ) 農鳥方面への巻道 美味しいおやつ
アルバイトのお兄さんが、「お疲れさん!」 と声を掛けてくれた。
濡れた服・靴などをストーブ脇に掛け、雨具も別室に吊るしていると小屋番さんが
「先にお茶でも飲んで寛げば?」と声を掛けてくれた。 「よろしいんですか?」
と答え有り難い言葉に甘える事にした。 先に到着されていた北岳山荘の○さんから聞いて
おられたとの事。 手作りのドーナツケーキは絶品でした。小豆もたっぷりのせて暖かい
お茶と一緒に戴いた味は今もはっきりと記憶にあります。
北岳からのスタッフさんは小柄ながらも大きな荷物を背負い、逞しい事!
笑顔がチャーミングで、ホントに山を好きな大学生でとても感じのいい女性でした。
まだ朝の9時過ぎです。 こんなに小屋でゆったりと時間を過ごすのは初めての事。
滞在されていた方7名、御池小屋から11時間かけて歩かれたと言う無線仲間の3名を合わせ
今夜の宿泊者は10名というゆったりしたもの。 いい時間を過ごさせて戴きました。
5年前に100名山を終えられ、また別の楽しみを見つけられているご夫婦連れの方に色々
な情報を戴き、話が盛り上がったのはとても嬉しかったです。
相変わらず雨は降っています。 明日はどうかなあ?・・・と思いながら眠りにつきました。

塩見岳へ その1
2010/08/01 22:35
ジャンル:
Category:山歩き・歩き
TB(0)
|
CM(2)
[Edit]
8月の下見の為、御殿場太郎坊から幕岩・双子山を歩いたあとの夕方、数年来温めていた
塩見岳へ向かうべく夜叉神峠へ向かった。 今回のコースは、広河原から北岳・間ノ岳・
塩見岳を登り鳥倉林道に下山すると言うもの。
相方に協力して貰って可能な山行という贅沢コースだ。
朝、目覚めると「んっ?どこ?」 てっきり芦安の駐車場と思っていたら、夜叉神峠!
ここからバスに乗り、広河原へ向かった。 登山届を提出し、いよいよ北岳への登りにかかる。
青空をバックに、今日(7月28日)の目的地、北岳が光を浴びて輝いている。

広河原からの北岳 水量の多い沢 センジュガンピ
水量の多い沢を何度か渡りながら少しづつ高度を上げて行く。 登山道沿いのミヤマ
カラマツ・モミジカラマツ・ベンケイソウ・グンナイフウロなどを楽しみながらの歩きは足も
軽快だ。 気がつくと目の前に雪渓が広がっていた。 今年は残雪も多いらしい。

何度目かの沢渡り タマガワホトトギス キタダケタンポポ?
二股で休憩する。雪解けの冷たい風がヒンヤリと、汗ばんだ体に心地いい。
多くの登山者は草すべり方面経由で北岳に向かうようだ。
ここからはお気に入りの八本歯経由で登る事にした。 2度雪渓をトラバースし、急斜面を
ゆっくり登って行った。 振返ると鳳凰三山の山並が目の前にあった。

雪渓を行く 鳳凰三山 シナノキンバイ
前面右手には見事な北岳バットレスが迫って来る。 目を凝らすが今日は岩を登って
いる人はいないようだ。 草付き斜面ではミヤマハナシノブ・ミヤマキンポウゲ・ヨツバシオ
ガマなどのお花畑が目を楽しませてくれる。

ミヤマオダマキ タカネグンナイフウロ キバナノコマノツメ
最初の梯子までやって来た。 ここですれ違うのはなかなか時間がかかる。 最盛期に
団体さんと出会うと厄介な所だ。 次から次へと梯子の連続だ。
梯子の間からも可愛い花が顔を覗かせている。
いくつの梯子を登っただろう?・・・ やっと八本歯のコルに到着だ。
切り立った崖を覗き込むと、岩場で可憐な花たちが風に揺れていた。

いくつも掛けられた梯子 タカネツメクサ? 北岳山荘への分岐
北岳山荘への分岐を分け、岩場の北岳山頂を目指す。 途中の岩場で軽く昼食をとり、
さらに登る。 直下の分岐にリュックを置き、空身で3度目の北岳へ立った。
昼前からガスが掛かり、残念ながら明日向かう予定の塩見始め周辺の山はスッキリとは
眺められない。 出来れば熊の平小屋まで足を延ばしておきたいので、早目に下山する。
「んっ?」 目の前を何かが横切った。 猿だ! こんな所にもいるんだ~・・・・・
下を覗き込むと、別な個体と共に何やら摘んで口に入れていた。 周りはお花畑だ。

北岳山頂 直下の花畑と猿 岩場の花畑
北岳周辺の岩場はどちらを向いてもお花が多い。 北岳のミヤマクワガタはより色鮮やかだ。
ベンケイソウ・ムカゴユキノシタ・ハクサンイチゲ・チョウノスケソウ・ミヤマキンバイ・
ウラジロキンバイ・キタダケヨモギ・クモイナズナ・・・・・数えきれないほどの花たちだ!

キンロバイ シコタンソウ ミヤマクワガタ
北岳山荘に到着したのは、2時近くだ。 ちょっとお花を楽しみ過ぎたようだ・・・
小屋で相談し、今日はここで宿泊をする事にした。
ホッとし、荷物を置いて暫くすると頭がズキンズキンし始めた。 薬を飲んで横になる。
寝床の窓からは富士山が見えているが、写真を撮る気も起こらない。
明日は塩見か??
塩見岳へ向かうべく夜叉神峠へ向かった。 今回のコースは、広河原から北岳・間ノ岳・
塩見岳を登り鳥倉林道に下山すると言うもの。
相方に協力して貰って可能な山行という贅沢コースだ。
朝、目覚めると「んっ?どこ?」 てっきり芦安の駐車場と思っていたら、夜叉神峠!
ここからバスに乗り、広河原へ向かった。 登山届を提出し、いよいよ北岳への登りにかかる。
青空をバックに、今日(7月28日)の目的地、北岳が光を浴びて輝いている。



広河原からの北岳 水量の多い沢 センジュガンピ
水量の多い沢を何度か渡りながら少しづつ高度を上げて行く。 登山道沿いのミヤマ
カラマツ・モミジカラマツ・ベンケイソウ・グンナイフウロなどを楽しみながらの歩きは足も
軽快だ。 気がつくと目の前に雪渓が広がっていた。 今年は残雪も多いらしい。



何度目かの沢渡り タマガワホトトギス キタダケタンポポ?
二股で休憩する。雪解けの冷たい風がヒンヤリと、汗ばんだ体に心地いい。
多くの登山者は草すべり方面経由で北岳に向かうようだ。
ここからはお気に入りの八本歯経由で登る事にした。 2度雪渓をトラバースし、急斜面を
ゆっくり登って行った。 振返ると鳳凰三山の山並が目の前にあった。



雪渓を行く 鳳凰三山 シナノキンバイ
前面右手には見事な北岳バットレスが迫って来る。 目を凝らすが今日は岩を登って
いる人はいないようだ。 草付き斜面ではミヤマハナシノブ・ミヤマキンポウゲ・ヨツバシオ
ガマなどのお花畑が目を楽しませてくれる。



ミヤマオダマキ タカネグンナイフウロ キバナノコマノツメ
最初の梯子までやって来た。 ここですれ違うのはなかなか時間がかかる。 最盛期に
団体さんと出会うと厄介な所だ。 次から次へと梯子の連続だ。
梯子の間からも可愛い花が顔を覗かせている。
いくつの梯子を登っただろう?・・・ やっと八本歯のコルに到着だ。
切り立った崖を覗き込むと、岩場で可憐な花たちが風に揺れていた。



いくつも掛けられた梯子 タカネツメクサ? 北岳山荘への分岐
北岳山荘への分岐を分け、岩場の北岳山頂を目指す。 途中の岩場で軽く昼食をとり、
さらに登る。 直下の分岐にリュックを置き、空身で3度目の北岳へ立った。
昼前からガスが掛かり、残念ながら明日向かう予定の塩見始め周辺の山はスッキリとは
眺められない。 出来れば熊の平小屋まで足を延ばしておきたいので、早目に下山する。
「んっ?」 目の前を何かが横切った。 猿だ! こんな所にもいるんだ~・・・・・
下を覗き込むと、別な個体と共に何やら摘んで口に入れていた。 周りはお花畑だ。



北岳山頂 直下の花畑と猿 岩場の花畑
北岳周辺の岩場はどちらを向いてもお花が多い。 北岳のミヤマクワガタはより色鮮やかだ。
ベンケイソウ・ムカゴユキノシタ・ハクサンイチゲ・チョウノスケソウ・ミヤマキンバイ・
ウラジロキンバイ・キタダケヨモギ・クモイナズナ・・・・・数えきれないほどの花たちだ!



キンロバイ シコタンソウ ミヤマクワガタ
北岳山荘に到着したのは、2時近くだ。 ちょっとお花を楽しみ過ぎたようだ・・・

小屋で相談し、今日はここで宿泊をする事にした。
ホッとし、荷物を置いて暫くすると頭がズキンズキンし始めた。 薬を飲んで横になる。
寝床の窓からは富士山が見えているが、写真を撮る気も起こらない。

明日は塩見か??
| ホーム |
プロフィール
Author:キレンゲショウマ
お花を見ながらノンビリ山歩きが好き!鉱物・砂金が好き!ボンヤリ寝っ転がって空を見上げるのが好き!ワクワクするのがだ~い好き!
最近の記事
最近のコメント
ブログ内検索
月別アーカイブ
- 2021年02月 (3)
- 2021年01月 (7)
- 2020年12月 (1)
- 2020年11月 (4)
- 2020年10月 (1)
- 2020年09月 (9)
- 2020年08月 (9)
- 2020年07月 (9)
- 2020年06月 (2)
- 2020年05月 (9)
- 2020年04月 (9)
- 2020年03月 (6)
- 2020年02月 (3)
- 2020年01月 (8)
- 2019年12月 (2)
- 2019年11月 (5)
- 2019年10月 (10)
- 2019年09月 (5)
- 2019年08月 (9)
- 2019年07月 (9)
- 2019年06月 (6)
- 2019年05月 (9)
- 2019年04月 (8)
- 2019年03月 (10)
- 2019年02月 (18)
- 2019年01月 (14)
- 2018年12月 (2)
- 2018年11月 (9)
- 2018年10月 (6)
- 2018年09月 (12)
- 2018年08月 (8)
- 2018年07月 (7)
- 2018年06月 (12)
- 2018年05月 (7)
- 2018年04月 (15)
- 2018年03月 (13)
- 2018年02月 (11)
- 2018年01月 (8)
- 2017年12月 (5)
- 2017年11月 (3)
- 2017年10月 (7)
- 2017年09月 (17)
- 2017年08月 (5)
- 2017年07月 (12)
- 2017年06月 (6)
- 2017年05月 (19)
- 2017年04月 (8)
- 2017年03月 (17)
- 2017年02月 (12)
- 2017年01月 (8)
- 2016年12月 (6)
- 2016年11月 (11)
- 2016年10月 (12)
- 2016年09月 (11)
- 2016年08月 (15)
- 2016年07月 (9)
- 2016年06月 (18)
- 2016年05月 (10)
- 2016年04月 (13)
- 2016年03月 (14)
- 2016年02月 (7)
- 2016年01月 (11)
- 2015年12月 (8)
- 2015年11月 (6)
- 2015年10月 (8)
- 2015年09月 (14)
- 2015年08月 (12)
- 2015年07月 (19)
- 2015年06月 (13)
- 2015年05月 (11)
- 2015年04月 (23)
- 2015年03月 (15)
- 2015年02月 (7)
- 2015年01月 (12)
- 2014年12月 (5)
- 2014年11月 (5)
- 2014年10月 (3)
- 2014年09月 (21)
- 2014年08月 (26)
- 2014年07月 (10)
- 2014年06月 (5)
- 2014年05月 (20)
- 2014年04月 (19)
- 2014年03月 (17)
- 2014年02月 (11)
- 2014年01月 (16)
- 2013年12月 (8)
- 2013年11月 (14)
- 2013年10月 (15)
- 2013年09月 (12)
- 2013年08月 (9)
- 2013年07月 (13)
- 2013年06月 (14)
- 2013年05月 (20)
- 2013年04月 (15)
- 2013年03月 (18)
- 2013年02月 (7)
- 2013年01月 (6)
- 2012年12月 (5)
- 2012年11月 (5)
- 2012年10月 (18)
- 2012年09月 (15)
- 2012年08月 (10)
- 2012年07月 (13)
- 2012年06月 (15)
- 2012年05月 (8)
- 2012年04月 (20)
- 2012年03月 (14)
- 2012年02月 (15)
- 2012年01月 (7)
- 2011年12月 (5)
- 2011年11月 (8)
- 2011年10月 (11)
- 2011年09月 (14)
- 2011年08月 (11)
- 2011年07月 (16)
- 2011年06月 (13)
- 2011年05月 (23)
- 2011年04月 (20)
- 2011年03月 (17)
- 2011年02月 (15)
- 2011年01月 (13)
- 2010年12月 (9)
- 2010年11月 (13)
- 2010年10月 (18)
- 2010年09月 (14)
- 2010年08月 (13)
- 2010年07月 (19)
- 2010年06月 (21)
- 2010年05月 (11)
- 2010年04月 (22)
- 2010年03月 (16)
- 2010年02月 (10)
- 2010年01月 (8)
- 2009年12月 (13)
- 2009年11月 (17)
- 2009年10月 (15)
- 2009年09月 (12)
- 2009年08月 (15)
- 2009年07月 (13)
- 2009年06月 (17)
- 2009年05月 (21)
- 2009年04月 (15)
- 2009年03月 (17)
- 2009年02月 (16)
- 2009年01月 (12)
- 2008年12月 (9)
- 2008年11月 (12)
- 2008年10月 (13)
- 2008年09月 (14)
- 2008年08月 (12)
- 2008年07月 (22)
- 2008年06月 (17)
- 2008年05月 (19)
- 2008年04月 (18)
- 2008年03月 (13)
- 2008年02月 (12)
- 2008年01月 (6)
最近のトラックバック
カテゴリー
FC2カウンター
RSSフィード
ブロとも申請フォーム