気になる尾根から毛無山へ・・・

  昨年、毛無山へと続く長い立派な尾根の姿に心が揺すぶられました。

  「あの尾根を歩きたい!」 そんな思いになったK&I コンビでした。 
   でも、余りに長い尾根を日帰り登山はちょっと無理です。  
それならば・・途中からこの尾根に合流し歩こう、と丁度1年前、出発しました。

ところが、落石の多い猪の頭湯之奥林道で愛車がパンクして、あえなく撤退!

  今回はそのリベンジです。 一番昼の長い時期、ノンビリ隊でも大丈夫?

  本日は、下山口の毛無山下部登山口に1台車をデポし、もう1台で
       甲斐常葉から栃代(としろ)へと向かいます。

標高680m辺りから登り始め、尾根に入ります。登り初めは・・かなりな急登です。

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                 ホソバノキリンソウ?

 ちょっと気を引き締め、急斜面を登ります。 あとひと登りで一息つけそう・・・
と思ったら、上から声がしました。 ちょっとした踏み跡と合流したようです。

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     地衣類とコケ               急斜面の尾根

 相変わらずの急登は続きますが、苔むした岩場を通ったり、マムシに遭遇したり、
尾根の左半分はヒノキの植林ですが、右側は、ヤマボウシ・イヌブナ・ブナ・リョウブ
 シデやカエデの仲間の広葉樹です。それらを見上げながらゆっくりと登ります。

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     ちょっとした岩群              ウリハダカエデ

本日は純粋な山歩きです! でも目は何かないかな~・・と物欲しそうな二人組。
足元には葉の裏が濃い紫色のシソバタツナミソウの仲間が蕾を持っていました。

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   シソバタツナミソウ?              1469mピーク付近

    まずは1469mのピークを目指します。 相変わらずの登り続きです。
もう少しで到着かな? この辺りでは、ツルアジサイがもう花を咲かせていました。
どうやらピークに到着したようです。 小さな三角点らしきものがありましたが、
 字は読めません。 地図で確認し、本来歩きたかった尾根へ向かいます。

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    ツルアジサイ            ザックも地図も休憩です。

7~8m程下ると少し明るくなり、ヤマシャクヤクやバイケイソウ・マルバダケブキが
   迎えてくれます。 尾根はすぐそこですので、そのまま登っていきました。

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    ヤマシャクヤク                一旦下って・・・

すぐに尾根に立ちました。「 うわ~・・」目の前には、立派なアカマツ林が広がって
   いて、思わず声を出してしまいました。 気持ちの良い風が頬をなでます。

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              明るいアカマツ林

さて、これから本格的に毛無山へと向かいます。 少しお花が出てきました。
ポツポツとヒメムヨウランが出てきたり、ギンリョウソウがやっと頭を出し
  始めていたり・・・・・ 斜面も一時緩やかになり、心地よく進みます。

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        ヒメムヨウラン              ギンリョウソウ

       シカの食害や、熊の爪痕らしきものも確認されました。
   あっ、綺麗なギンランです。 里で見るものより、開き気味です。
葉っぱが小さめの子もいますので、ユウシュンランかな?と思いましたが、
じっくり見ると、やはりギンランのようです。 それにしても綺麗な子たち・・・

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   ギンラン                  熊の爪痕?

  ヒメコマツの松ぼっくりや、リスさん?に食べられた後のヤマノエビフライも
         見られます。 どこだろう? あ~、その木か・・・・・

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    ウスバサイシン            ヒメコマツのエビフライ

 色々なカエデの仲間がいる中で、高度をあげて多く見られたのはテツカエデです。
一面テツカエデの高さ1m程の群生にビックリ! 思わず写真を撮って貰いました。
    それにしても多いなあ・・・ 富士山麓では少ないテツカエデです。

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               テツカエデの中で記念に・・・

 先程のような急斜面からは解放され、ゆったりとした尾根歩きが続きます。
  一面のテンニンソウや、トリカブト仲間が清々と陣地を広げています。
 オガラバナが花をつけ、コミネカエデは葉の先を存分に伸ばしています。

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 トリカブト畑とアセビ林             毛無山方面  

ジンヨウイチヤクソウやバイカオウレンも咲くようです。 次に目指すは1904mです。       

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                 一面のテンニンソウ

  心地よい疲れを覚えた頃、到着です。 赤いテープに、古い案内板、
そして、今年の5月に設置して下さった 「大ガレの頭」 の表示がありました。
     しずおかやぶこぎ山岳会の表示があり、ホッとします。

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              5月に設置してくれたばかりの道標

さて、あとは標高差80mの下り、そして120mの登りで、毛無山の頂上に立てる筈!
       下って・・・登って・・・ さて、どの辺りに出るんだろう?

ゆったりと広い尾根を進むと・・・・・ いきなり見慣れた景色が広がっていました。

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もう山では遅い時間です。 まだ先は長い・・・ と言いつつも、2月以来の毛無山を
  堪能します。 少しガスが掛かり、富士山や愛鷹の峰々も霞んでいます。
              新しい案内板も設置されていました。

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           毛無山ピーク            エゾノコリンゴ?

   サラサドウダン・エゾノコリンゴ?と思われる花が咲き、マルバダケブキの葉が
       茂っていました。 この頂きを蝶が乱舞するのももうすぐです。

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    サラサドウダン             頂上からの富士山 

        先を急ぐと言いながらも、展望台を外すことは出来ません。 
 余り期待しませんでしたが、うっすらと南アルプスの山並みを確認することが
出来ました。 また、シロバナフウリンツツジ・スノキ・コウラジロヨウラクなどが
                 目の前で見られました。               

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  展望台から南アルプス              富士山とヤマツツジ             

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  シロバナフウリンツツジ       スノキ      コヨウラクツツジ

 ミネカエデのお花も可愛く・・・ 緑の葉っぱの額縁から見る富士の姿も素敵です。

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     ミネカエデ

   旧地蔵峠より少し上部にある新地蔵峠、本日はここから下部側へ下ります。
       何度も毛無山に登りながら、このコースは初めてなのです。

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    新地蔵峠から下部方面へ

 毛無山は金の鉱脈が貫いているようで?富士宮側、そして山梨側の両方で
            かつて金山採掘が行われていました。 

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              途中には金山関連の跡が色々あります。

  施設跡と言われる場所は、毛無山には珍しく、傾斜が緩やかになっていました。

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                 こちらも金山跡の名残

 とても歩きやすい道です。 草本は余り見られませんが、ヤマツツジ始め
木の花がいいようです。 「あっ、綺麗なツツジ!」 とても良い色のツツジです。
  花軸を触ってみると、ベタベタしています。 どうやらこれもモチツツジ?
               でもこんな花色は初めてです。

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                        モチツツジ

 そうこうしている内に、下方が少し明るくなってきました。 林道に出たようです。
さて、今から栃代へ車の回収に向かいます。 この時期だからこそ、明るい内に下山
  出来ました。 たっぷりと山歩きを楽しんだ充実感に満ち溢れていました。

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                    下部からの登下山口


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