お気楽主婦のひとり言&自然の中へ飛び出そう!

千枚道の秋

  千枚小屋まで30分余りを残す ”駒鳥池” の駐車場まで運んで貰い、椹島までの下山
 コースを歩いた。 先月行った時は、新しい小屋はまだ土台のみだったが、双眼鏡で
          覗いてみると・・・ 「お~だいぶ進んできたなあ・・・」
 登山道を少し入ると、木馬道起点跡という表示があった。 明治40年~43年に掛け、伐採
  した木材を、人力で引き3キロ程下流の大井川本流を使って島田へ流送したとある。
                  大変な作業だった事だろう。

    千枚小屋_01    DSC03830_01.jpg    DSC03829_01.jpg
     新築中の千枚小屋       木馬道の起点跡        左2本 オオシラビソ
                                           右   シラビソ
下り始めると、両側はオオシラビソ・シラビソの林が広がり、多くは直径10~20cmのもので、
 林内いっぱいに幼苗が育っていた。 見比べてみると、新枝での両者の違いが見えてくる。

オオシラビソ・・・葉は短め、上から枝が見えない。葉裏茶色毛が密生、天頂の葉枝に沿う。
 シラビソ・・・葉は長め上から枝が見える。薄茶の毛がある、天頂部の葉は枝から離れる。

 樹皮を見比べてみると、オオシラビソは、少しブルーの入った灰色っぽく、シラビソは少し
 茶色がかった灰色にみえる。 しかし成長してくると、樹皮の様子も色も個体差が出てきて
                 悩ましい。 

    オオシラビソ_01    オオシラビソ葉裏_01    DSC03820_01.jpg
      オオシラビソの葉            葉裏              天頂部の枝

       シラビソの葉             葉裏              天頂部の枝
    シラビソ_01    シラビソ葉裏_01    DSC03818_01.jpg

 少し下って来るとトウヒやコメツガ等も混じって来ました。 広葉樹はまだ少なく、僅かに
     ナナカマド・ダケカンバの黄色が森の中をちょっぴり明るく見せてくれます。

    DSC03831_01.jpg    DSC03833_01.jpg    DSC03848_01.jpg
         トウヒ             トウヒの球果            駒鳥池

    DSC03841_01.jpg    DSC03842_01.jpg    DSC03937_01.jpg
         コメツガ           コメツガの球果         ヤニ袋からヤニ

    2300m辺りを中心とし、林内には切株や倒木に苔むしたものが多く見られます。
明治40~43年に切られた後の伐根との事。見るとボロボロな感じですが、100年も経つと
言うのに触ってみると思った以上にしっかりしていました。 この環境では分解が進むには
 なかなか厳しいのでしょうか? 間伐も広く進められ、切株には詰った年輪が見えます。

    DSC03859_01.jpg    DSC03862_01_20111024082407.jpg    DSC03871_01.jpg
       伐根の案内板             伐根            間伐木の年輪 

  展望台近くまで下って来ると、ツツジ系の木々やウラジロノキ・コミヤマカエデ・ミズナラ
   などの広葉樹も多く目にします。 先月眺めた景色からずっと紅葉が進んでいました。
  ホシガラスが飛んで来て、枯枝に止まりポーズをとった後、飛んで行ってしまいました。    

    DSC03893_01.jpg    DSC03918_01.jpg    DSC03904_01.jpg
        赤石方面かな?          対岸の紅葉           ホシガラス

  この地域にはヒメコマツ・チョウセンゴヨウも多く、リス達でしょうか?大きな種子の殻を
       割ってマツの実を食べた跡が至る所で目にする事が出来ます。
         これらの残ったものが苗として育って行くようです。

    DSC03964_01.jpg    DSC03948_01.jpg    DSC03989_01.jpg
     ウラジロノキの葉と実     チョウセンゴヨウの球果        登山道入口付近
       
     山小屋の営業も終えたようです。 椹島も11月中旬にはみんな山から下り、
               その後、山は厳しい冬を迎えます。



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コメントコメント


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 対岸の秋色、華やかさは無くとも 芝居小屋の緞帳
のような風合いもいいですね。
地質や岩石に山野草、それに樹木にも詳しいキレンゲショウマさん、
「ネイチャーガイド」或いは「森林インストラクター」の資格十分
ですね。

俄歩人 | URL | 2011/10/24 (Mon) 11:09 [編集]


         俄歩人さま

 対岸の木の葉も、だいぶ落葉を始めていました。
この辺りはどちらかと言うと、カラマツなど黄色くなるものが多いように感じます。
それはそれでいい雰囲気ですが、所々赤も入ると華やかさも感じます。

 どの分野も色々と知りたいとは思いつつも、なかなか難しいですね。
今回はたまたま必要に迫られ、少し丁寧に木々に接し、新しい発見もあり
喜んでいる所です。

 俄歩人さんのように文学的な目を持ちながら、自然の時間の流れの中で
ゆったりと山や周辺を楽しまれているお姿はとても素敵です。 

キレンゲショウマ | URL | 2011/10/25 (Tue) 04:37 [編集]


お早うございます。
ホシガラスの写真を、友人に見せてもらったことがあります。
カラスの名から想像出来ない綺麗な鳥ですね。
一度見たいと思っていました。

やまぶどう | URL | 2011/10/26 (Wed) 08:15 [編集]


         やまぶどうさま

 ホシガラスは富士山5合目の樹林の中でも見られますよ。
来シーズンに会えるといいですね。
30倍でしっかりと捉えて下さいね。

キレンゲショウマ | URL | 2011/10/27 (Thu) 00:18 [編集]


 
 

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