お気楽主婦のひとり言&自然の中へ飛び出そう!

油田の観察会

 21日、奇石博物館主催の「牧ノ原市の石灰岩と油田を巡る」観察会に参加した。
太平洋側では唯一の油田である事と実際に収穫した石油を見せて戴いていたので
         とても楽しみにしていた行事だった。

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     キミガヨラン     カラスウリ         子生れ石の祠  

 この地域には、地質的な観察地点も数多く存在する。 集合場所近くでは
「子生れ石」が見られた。 丸~ひょうたん型の大きな石が、地層の中に埋まって
いて、近くにある「大興寺」では、ご住職が亡くなると、この石がお墓として使われて
います。 境内に入ると29代の墓石が並び、その大きさはご住職の徳望による
ものだとか・・・ この石が抜け落ちると住職が亡くなると言う 「遠州七不思議」
                 の一つのようです。 

 河原に下りて、お話を聞きます。 水面際には砂状の層が見えますが、これは400
万年程前の地層で、上部に見える礫層の部分は12~1万年程前のものだとか・・・
      かなりの時間差があるようで、この地層は不整合との事です。
 10年ほど前でしょうか、面白い石を訪ねてこの辺りも歩いていたので懐かしく、
        地学的な解説に、また新たな興味が加わりました。

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    子生れ石        話に耳を傾けます     駐車場にある説明文

 次に砂泥互層の 「おまん崖」 へ移動します。 ここは掛川層群下部にあたる時代の
      傾斜した地層が見られます。 上部には牧之原礫層が乗っています。

     牧之原礫層・・・更新統上部(葯2万~1万年前)
     掛川層群・・・・鮮新統中部~上部(約400万~250万年前)
     相良層群・・・・中新統上部~鮮新統下部(約1000万~400万年前)
     大井川層
      女神層・・・・中新統下部~中部(約2000万~1400万年前)


 この崖には化石が入っています。相良層群で最初に報告されたところから名づけら
        れた海綿の仲間 「サガリテス」 や貝などが見られます。
崖上はお茶畑になっていて、このような河岸段丘はこの辺りでは多く見られるようです。

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    おまん崖       おまん崖上部      化石(サガリテス)が入っている

    堆積した様子を見る為に、実験をしました。 子供たちが大活躍です。
水を入れた透明の筒は海です。 ここに粒度の違う砂を入れて堆積するのを待ちます。
数回繰り返し、筒の中を覗いてみると・・・・・地層が出来ていました。 納得です! 

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   実験の始まり       堆積した様子       途中で出会った「クサギ」
 
 今日の案内は、地元の地質に詳しい先生が加わって下さったので、おまけ地点も
 盛りだくさんです。 地層の出た斜面では博物館のKさんやHさんが 「凄い、凄い」
   と言いながら近づいて行きました。 何が凄いのか私には?でしたが・・・
    地層の境が目近で見られました。(掛川層群と? 左が上部の地層)

小学校の庭では 「ヨコグラノキ」が2本見られました。 珍しい木で、高知県の横倉山
   で見つかり、地元の植物学者牧野先生により名付けられたのだとか・・・・・
  名前だけは承知していたものの、初めての出会いはとても嬉しい事でした。
  クロウメモドキ科で、葉っぱのつき方に特徴があり、コクサギと同じように
2枚2枚の互生のつき方をします。 女神山で見つかった化石も見せて戴きました。

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    地層の境        ヨコグラノキ       ヨコグラノキ葉っぱ

 いよいよ石灰岩の山です。 この周辺には 男神山(天神山・トンガリ山)・
女神山(帝釈山・石灰山)そして子守山が見えます。 女神山は以前石灰岩を採掘
していたようです。 男神山はすっと伸びてなかなかカッコいい山ですが、登る事が
出来ないので、一番小さな子守山を観察しました。 ここは角礫状石灰岩で出来て
いるとの事。 昔は度胸試しのように登っていたようですが、風化も進み危険な
    ようです。 それにしても、なかなか気の利いた名前を付けた事・・・・・

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      男神山        女神山         子守山

  相良町には立派な 「油田資料館」 があり、その周りは公園になっています。
ここからナウマンゾウの化石も発見されたのだとか・・・ 公園内には、石油採掘関連の
      施設も再現され、見所の多いスポットになっています。
   その1つに入って、先生から当時の様子を詳しく聞く事が出来ました。

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     資料館         石油採掘のお話       公園内

    最終スポットです。 実際に石油が出ている現場に案内して頂きました。
先生の畑脇にその場所はありました。 覗き込むと・・・ガスが上がっているのか
      油面がユラユラと動いています。 石油の匂いがします! 
               深さは200m程だそうです。

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     この中に石油         油面         取り出します

 取り出した石油を戴きました。 表面は青く光り、透明感があり、とても綺麗です。
もっと黒っぽいのを想像していたので、ビックリでした。 かなり高品質のようです。
これを溢し、火を付けるとあっと言う間に燃えだしました。 精製しないとこういう
黒い煙が出るのだとか・・・ 博物館所蔵の化石燃料の石炭やオイルシェールの石も
   一緒に観察しました。 オイルシェールは磨くととても綺麗な石です。
          薄い色の部分に油分が存在しているようです。

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     綺麗な石油        燃える実験    左:石炭 右:オイルシェール 

  この近くでは、トルコキキョウを生産していました。 昔は紫しか知らなかった
のですが、今は色々なものがあるのですね。 少しお花を購入し、整理して捨てると言う
お花をいっぱい戴いて、この日は久しぶりに贅沢な花風呂と洒落こみました。  
  お土産として戴いた研磨された石灰岩には、桜の花のような模様と生物の遺骸が
    見えています。 (下部左側) 綺麗だね~・・・ (写真はクリックして大きな画像でどうぞ)   

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  研磨したオイルシェール   化石の入った石灰岩      牧之原市資料館

    あ~・・・いい気持ち~    楽しい時間を有難うございましたっ!
    

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